Laravel Live Japan 2026に参加して、Laravelの今とコミュニティの熱量を感じた
2026年5月26日から27日にかけて開催されたLaravel Live Japan 2026に参加してきました。
自分にとっては、これが初めてのテックカンファレンス参加でした。参加する前は楽しみな気持ちがありつつも、会場の雰囲気に馴染めるのか、英語の発表についていけるのか、人と話せるのか、少し緊張もありました。
ただ、2日間を終えて一番強く残っているのは、Laravelの最新情報を知れたことだけではありません。会場の空気、人との会話、登壇者やスタッフの方々の熱量、そして「自分ももっと作りたい」と思えたことでした。
この記事では、セッション内容の詳しい技術解説というより、初めてLaravel Live Japanに参加して感じたことを中心に書きます。

初めてのテックカンファレンスで感じた会場の空気
会場には海外から来られた方も、日本各地から来られた方もいて、全体的にとても明るい雰囲気でした。スタッフの皆様も丁寧でフレンドリーで、初めてテックカンファレンスに参加する自分としては、その雰囲気にかなり緊張をほぐしてもらいました。
受付を済ませると、Laravel Live Japanのトートバッグやオフィシャルパッチ、スポンサーグッズ、イベントロゴ入りのTシャツなど、たくさんのグッズをいただきました。

ネームバッジをネックストラップで首から下げて会場を歩く体験も、これまでイベント動画などで見ていた世界に自分が入ったようで、とても新鮮でした。

会場内では音楽が流れていて、大きなスクリーンにはスピーカーやスポンサーの情報が表示されていました。始まる前の待ち時間から、すでに「カンファレンスに来たんだ」という高揚感がありました。
セッションを聞いて「作りたい」気持ちが高まった
2日間、すべてのセッションに参加しました。印象に残っているセッションはたくさんありますが、特に心に残っているのは、Nuno MaduroさんのStrict AI Engineering、Marcel Pociotさんの Making Music with PHP、Simon HampさんとShane RosenthalさんのLaravel and the Future of Native Apps、Joe TannenbaumさんのThe Modern Monolith, Revisited、そしてTaylor OtwellさんのKeynote: Laravel Updatesです。
Strict AI Engineeringでは、AIにコードを生成させる時代だからこそ、人間による品質管理やガードレールがこれまで以上に重要になるという話が印象に残りました。プロンプトやコンテキストでAIを導くことも大切ですが、それだけではなく、型、静的解析、Lint、テストといったコード側の守りを整えることも必要なのだと感じました。
Nunoさんのトークはテンポがよく、初日の最初から一気に引き込まれました。当日は直接お話しできませんでしたが、後日YouTubeに投稿されていた動画にコメントで感謝を伝え、チャンネル登録もしました。Xでフォローしていたところ、いつの間にかフォローバックもしていただいていて、とても光栄でした。
Marcel PociotさんのMaking Music with PHPもとても面白かったです。PHPで音楽を作るという発想がまず面白く、技術カンファレンスだからといって、必ずしも実務に直結する堅い話だけである必要はないのだと感じました。
正確な言葉ではないかもしれませんが、自分の中には「PHPで変なものを作ろう」というメッセージとして残っています。画期的なプロダクトや、革命的なアイデアでなくても、自分が面白いと思ったものを作ってみる。その過程で技術力も上がるし、何より楽しめる。そういうマインドがとても良いなと思いました。
Day 2のLaravel and the Future of Native Appsも強く印象に残っています。PHPでネイティブなモバイルアプリケーションを作れるという話を聞いて、すぐにでも自分で何か小さなモバイルアプリを試作してみたいと思いました。
モバイルアプリを作るとなると、新しい言語や概念を学ばなければいけないという印象があり、自分にとって少し遠い世界のように感じていました。けれど、馴染みのあるPHPでその入口に立てるなら、心理的なハードルを大きく下げてくれると感じました。
そして、Taylor OtwellさんのKeynote: Laravel Updatesでは、Laravelの歴史や背景、Laravel Boost、Laravel AI SDK、Laravel Cloudなど、Laravelを取り巻くプロダクト群の広がりが語られました。特にLaravel Cloudの東京リージョン発表は、自分にとってかなり大きな驚きでした。
Laravelは、もはや単なるPHPフレームワークという一言では収まりません。開発体験、AI、Cloud、Native Apps、Inertia、コミュニティまで含めた、大きなエコシステムになっているのだと実感しました。
Laravelの作り手に直接会えたこと
1日目で個人的に一番嬉しかったことは、Taylor Otwellさんと直接会って、一緒に写真を撮れたことです。
自分は英語がうまいわけではありません。伝えたかったことを流暢に話せたわけでもありません。それでも、LaravelというPHPフレームワークを作り、そこからここまで大きなコミュニティとエコシステムを築いてきたことへの感謝と尊敬を、少しでも伝えられていたら嬉しいです。
普段、自分が仕事や個人開発で触れている技術の向こう側に、それを作り続けている人がいる。その人に直接会えたことで、Laravelという技術が少し近いものに感じられました。
Joe Tannenbaumさんともお話しできました。The Modern Monolith, Revisitedは、個人的に楽しみにしていたInertiaに関する話でもありました。自分は仕事でInertiaを使っていたことがあり、Laravelのルーティングやコントローラを活かしながら、フロントエンドと自然につなげられるシンプルさが好きです。
Joeさんと話したとき、自分の英語力では言葉がすぐに出てこない場面もありました。それでもJoeさんは一生懸命理解しようとしてくれて、必要に応じて通訳アプリも使いながら会話してくれました。その姿勢がとても温かく、強く印象に残っています。
Inertiaについて話せたこと、素晴らしいスピーチへの感謝を直接伝えられたこと、最後に一緒に写真を撮れたことは、自分にとって大きな体験でした。話しかけるまでは少し躊躇していましたが、勇気を出して本当によかったと思います。
セッション外にもあったつながり
スポンサーブースを回る時間も印象に残っています。複数のスポンサーがブースを出していて、参加者と会話したり、グッズを配ったりしていました。セッションを聞くだけではなく、会場の中で人と人がつながっていく感じがありました。
その中で、今回のイベントにMEDIA PARTNERとして参加していたTECH WORLDの市川さんにもお会いできました。TECH WORLDは普段から見ているITエンジニア向けのYouTubeメディアで、面白く、モチベーションが上がる動画をいつも楽しみにしています。
日頃の動画への感謝を直接伝えられたのは嬉しかったです。今回のLaravel Live Japanも動画として配信予定で、Taylor Otwellさんの取材もあるとのことなので、公開を楽しみにしています。
今回のカンファレンスを通じて感じたのは、会場で直接話すことだけがつながりではないということです。Nunoさんのように、当日は話せなくても、後日YouTubeのコメントで感謝を伝えたり、Xでゆるくつながったりすることもできます。
テックカンファレンスは、セッションを聞いて終わりではなく、その後にも続いていくきっかけになるのだと感じました。
参加を迷っている人へ
今回参加してみて、テックカンファレンスの価値は、技術情報を得ることだけではないと感じました。
もちろん、セッションから得られる学びはたくさんあります。ただ、それ以上に、いろいろな人と会って話すこと、会場の熱量を感じること、自分も何か作りたいと思えることに大きな価値があると思います。
もしテックカンファレンスに参加しようか迷っている人がいたら、まずは一度、気軽に参加してみてもいいと思います。すべてのセッションを完璧に理解しなくてもいいし、英語が流暢でなくてもいい。誰かと上手に話さなければいけないわけでもありません。
会場の雰囲気を楽しむだけでも、新しい発見や、次にやってみたいことが見つかるかもしれません。自分自身、参加する前は緊張していましたが、終わってみると、Laravelの今を知れただけでなく、人と話し、感謝を伝え、コミュニティの熱量を直接感じられたことが一番心に残っています。
最後に
Laravel Live Japan 2026に参加して、Laravelが単なるPHPフレームワークではなく、たくさんの人に支えられた大きなエコシステムであることを改めて感じました。
技術の向こう側には、それを作る人、伝える人、支える人、楽しむ人がいます。その熱量を直接感じられたことが、今回一番の収穫でした。

最後に、Laravel Live Japan 2026を実現してくださったすべての方に感謝したいです。Ryuta Hamasakiさんをはじめとするスタッフの皆様、スポンサーの皆様、登壇者の皆様、そして会場にいた参加者の皆様、本当に楽しい2日間をありがとうございました。
初めてのテックカンファレンスがLaravel Live Japan 2026でよかったです。またどこかのイベントで、今回出会えた方々やLaravelコミュニティの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。